WHO「欧州の感染抑制は困難」認識示す
WHO=世界保健機関は、新型コロナウイルス感染の第2波が深刻なヨーロッパについて、全国的な外出制限はまだ必要ないものの、感染を抑制することは難しいとの認識を示しました。
WHOの担当者は26日、ヨーロッパについて、感染の発生や対策が必要な場所を特定すれば、各国で全国的な外出制限はまだ必要ないとの考えを示しました。
一方で、ヨーロッパが世界全体の新規感染者の半数近くを占め、「流行の中心になっている」とした上で、感染を抑制することは難しいとの認識を示しました。
ヨーロッパ各国では外出制限を再び導入する動きが広がっていますが、WHOのテドロス事務局長は、全国的な外出制限を避けるためにマスク着用や社会的距離を保つなどの一人一人の行動が重要だと改めて強調しました。