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コロナ感染者の多数に深刻な後遺症~WHO

2020年10月31日 15:00

WHO(=世界保健機関)は30日、新型コロナウイルスに感染した多くの人に深刻な後遺症があると警告し、各国に対応を求めました。

30日のWHOの会見では、新型ウイルスに感染後、長期的な後遺症に苦しむ患者らの証言が紹介されました。

6月に感染したという南アフリカの看護師は、4か月ほどたっても息切れなどが続き、いまだに職場復帰ができてないということです。また、イギリスの患者も感染からおよそ8か月たっても症状が続いているといいます。

WHOのテドロス事務局長は、症状が時間とともに変化し、身体のあらゆる器官に影響を及ぼす可能性があると指摘しました。

具体的には、肺や心臓などの主要臓器の炎症や損傷、またメンタル面での影響をあげています。その上で、各国政府に対し、長期にわたり後遺症がある患者がいることを認識し、十分な医療を受けられるよう、態勢整備を求めました。