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国際
2020年12月3日 1:43

タイ首相の官舎利用に無罪判決 反発強まる

タイで、陸軍出身のプラユット首相が退役後も陸軍の官舎に住んでいるのは憲法違反だとして野党が訴えていた裁判で、憲法裁判所は2日、無罪判決を下しました。反政府デモを続ける学生らは反発を強めています。

プラユット首相は陸軍司令官だった2014年にクーデターを起こした後、退役しましたが、その後も陸軍の官舎に無料で住み続けています。野党側は、これが不正な利益供与の憲法違反だとして提訴し、首相側は安全上の理由だなどとして正当性を訴えていました。

タイの憲法裁判所は2日、首相側の主張を全面的に認め、無罪判決を下しました。

集まったデモ隊は、判決は不当だと怒りの声をあげています。

デモの参加者「判決にがっかりした。不公平だ。政府が何をしても有罪になることがない」

タイの憲法では有罪判決の場合、首相は失職となりますが、無罪で回避されたことからデモ隊は反発を強め、改めて首相の退陣を求めました。