米国家情報長官、核兵器廃絶訴える動画投稿 広島・長崎の原爆被害にふれ

アメリカのギャバード国家情報長官は10日、広島・長崎の原爆被害にふれて、核兵器の廃絶を訴える動画を投稿しました。
ギャバード国家情報長官は10日、自らのSNSで最近、広島を訪問したことを明らかにし、「目にした光景、聞いた話。今も胸を締め付ける悲しみを言葉で表現するのは難しい。私の人生に永遠に刻まれる経験だ」と語りました。
「長崎も同じ運命をたどった」と述べた上で、現在の核兵器の威力は広島や長崎と比較にならないと指摘し、「政治的エリートや戦争推進派が核保有国間の恐怖と緊張を軽率にあおっている」と懸念を示しました。
その上で、「この狂気に終止符を打つ必要がある」と訴え、核戦争を起こさないため、市民に声をあげるよう呼びかけました。
原爆投下を正当化してきたアメリカで、現職の閣僚が核兵器への反対を表明するのは極めて異例です。
最終更新日:2025年6月11日 6:16