欧州強豪が新リーグ設立発表 FIFA反発
ヨーロッパ各国の強豪サッカーチームが新たなリーグの設立を発表し、FIFA(=国際サッカー連盟)が反発するなど、波紋が広がっています。
スペインの「レアル・マドリード」、イタリアの「ACミラン」、イングランドの「マンチェスター・ユナイテッド」など、ヨーロッパの12の強豪サッカーチームが19日、新たなリーグ「スーパーリーグ」を設立すると発表しました。
さらに、3チームが参加を予定しているということで、この15チームに前のシーズンの成績に応じて5つのチームを加え、20チームで優勝を争います。
ロイター通信によりますと、初代チェアマンに就任するレアル・マドリードのペレス会長は新リーグ設立の目的について、「世界中のファンが楽しめるもっと魅力的な試合を組まなければならない」と説明しました。
しかし、FIFAは少数のクラブに収益が集中することになるなどとして、強く反発しています。
FIFA・インファンティノ会長「(一部のチームの)目先の金銭的利益のために、多くのものが捨てられようとしている」
ヨーロッパサッカー連盟などと共同声明を発表し、「スーパーリーグに加わるチームの所属選手は、各国の代表チームに参加できなくなる可能性がある」と警告しています。