日テレNEWS
国際
2021年7月9日 21:44

コロナで1年以上中止のサービスが再開 米

感染が急拡大している韓国では、ソウルなどで感染対策が最高レベルに引き上げられました。一方、アメリカでは、1年以上中止になっていたあるサービスが再開されました。海外でのコロナをめぐる最新の動きです。

   ◇

■韓国

新規感染者が1316人と2日連続で過去最多を更新した韓国。(感染者 16万5344人 死者 2036人 韓国・保健当局 9日)

“第4波”に危機感が高まる中…

記者
「韓国政府は、症状がなくてもPCR検査を積極的に受けるよう呼びかけています。臨時の検査場には長い列ができています」

感染者のおよそ8割がソウルを含む首都圏に集中し、ワクチン接種が進んでいない若者の感染が増えているという韓国。

こうした状況を受け、政府は9日、ソウルを含む首都圏で来週月曜日(12日)から2週間、感染症対策を最高レベルに引き上げると発表。

韓国 金富謙首相
「首都圏で最高レベルの感染症対策を適用することを決定しました」

これまで、私的な集まりは4人まで認められていましたが、午後6時以降、2人までにするなど、制限が強化されます。

ソウル市民
「(対策強化が)苦しくても、広がるよりは、感染するよりはいいです」

保健当局は「感染拡大を止めるための集中的な対応だ」として、協力を呼びかけています。

■マレーシア

80万人以上が感染したマレーシア。(感染者 80万8658人 死者 5903人 米ジョンズ・ホプキンス大 9日午後5時時点)

今、あちらこちらで見られるのが、民家の玄関先に掲げられた「白い旗」。実はこれ、コロナ禍で生活に困窮する人が食べ物などの支援を求めるサインなのです。

支援を受けた女性
「私たちにはまだ幼い子供がいます。ミルクだけでも補充しないと」

各地で広がっている「白旗運動」という取り組み。この旗を見た人たちが自分のできる範囲で支援し、助け合おうというものです。

さらに、首都クアラルンプールでも…

女性
「きょうは食べ物をもらいにきました」

飲食店の軒先で行われているのは、ボランティアによる食料配布。週に3回こうした支援を行っているということです。

■台湾

およそ1万4000人が感染した台湾。(感染者 1万3903人(市中感染) 死者 710人 台湾衛生当局 9日発表)

8日、日本から、6月に続いて2回目となる113万回分のワクチンが届けられました。

高級ホテルの窓には「アリガト」の文字が浮かび上がり、超高層ビルにも、日本語で感謝のメッセージが映し出されました。

「ワクチンの購入を妨害された」として、中国からの提供の申し出を拒否していた台湾。

接種率がおよそ12パーセントに留まる中、日本とアメリカから提供されたワクチンの接種を急ピッチで進めています。(少なくとも1回の接種を済ませた割合 11.96% オックスフォード大 7日)

蔡英文総統はSNSで、「再びの日本からの友情に感謝します」などとコメント。

これで、日本から届いたワクチンは合計237万回分となっています。

■フィリピン

また、日本からの支援は145万人以上が感染したフィリピンにも。(感染者 145万5585人 死者 2万5650人 米ジョンズ・ホプキンス大 9日午後5時時点)

8日夜、空港に届いたおよそ100万回分のワクチンを出迎えたドゥテルテ大統領。

フィリピン ドゥテルテ大統領
「協力してパンデミックと戦う姿勢は、フィリピンと日本の深い友情の表れです」

少なくとも1回のワクチン接種を受けた人は、全人口の1割を下回っていて、接種を加速させたい考えです。(少なくとも1回の接種を済ませた割合 8.4% オックスフォード大 7日)

■アメリカ

世界最多となる、およそ3400万人が感染したアメリカ。(感染者 3379万505人 死者 60万6475人 米ジョンズ・ホプキンス大 9日午後5時時点)

8日、ニューヨーク州にあるスーパーでは、“試食サービス”が再開されました。

店員
「試食はいかがですか?」


「ありがとうございます」

1年以上中止となっていましたが、テーブルに消毒液やアクリル板を設置するなど、十分な感染対策をとることで再開に踏み切ったということです。

客も久しぶりの試食を楽しんでいました。

買い物客
「商品を買う前に試食は欠かせないわ」

試食をした場合、購入率がおよそ2割アップするというデータもあり、スーパーは試食の再開に期待しているということです。

また、旅行者向けの新たな動きも。

ハワイ州では8日から、アメリカ本土からの旅行者については、国内でワクチン接種を完了していれば、到着後の隔離が免除されることになりました。

現地では、アメリカ本土からの観光客が急増していて、今回の緩和で、さらに増えることが期待されているということです。