ロシアが“超音速対艦ミサイル”発射 なぜ?――日本海は「アメリカ攻撃の重要拠点」 利害一致で…北朝鮮と「軍事的脅威」高める狙いか
有働キャスター
「私たちはどう向き合っていけばいいのでしょうか?」
落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)
「僕はずっと、ロシアが北東アジアのパワーバランスの乱れをどう見ているかに非常に注目しています」
「日本からロシアが左上に見えている地図だと『なぜ攻撃してくるんだろう』と思われるかもしれませんが、あえて向こうの目線に立てば、つまりロシアから太平洋側を見れば、日本が戦略上の堤防のように見えます」
「どの海峡から外に出られるかなど、軍事的な目線で日本列島のことを見てしまうのは、向こうにとっては残念ながら合理的な発想だと思います」
「そういった時に、我々にとって連日のようにミサイルが飛んでくる状況は本来は異常なことです。煽りたいわけではありませんが、皆日常になってしまって、逆に言うと現実感が足りないのではないかと思うこともあります」
有働キャスター
「もっと警戒をすべきであると?」
落合さん
「はい。普通のことではないですよね」
有働キャスター
「改めて地図を見ると、日本の目の前には何をやってくるか予測しづらい国が並んでいるなとも感じます。今、日米韓で北朝鮮のミサイル発射を即時共有する仕組みを進めようとしていますが、あらゆる方法で、最悪の事態を避ける取り組みを続けてほしいです」
(3月28日『news zero』より)