フランス・パリで、暗号資産会社のCEOの娘を狙った誘拐未遂事件が起きました。ここ数か月で、暗号資産関係者の誘拐事件は少なくとも3件起きていて、政府が警戒を呼びかけています。

パリで13日朝に起きた誘拐未遂事件。黒い服の覆面をかぶった3人組が女性の腕をつかみ、連れ去ろうとしています。女性の夫は、頭を何度も殴られるも必死に抵抗。そこに、消火器を持った男性が助けに現れ、覆面の人物は、車で逃げていきました。

消火器を持ってきた男性「恐ろしい叫び声でした。すぐに靴も履かずに出てきました。ひったくりではなく誘拐だと分かりました。許せないです」

フランスメディアによると、女性は暗号資産会社のCEOの娘です。ここ数か月で、暗号資産関係者の誘拐事件は少なくとも3件起きていて、被害者の中には監禁中に指を切断された人もいます。

業界が成長している中、フランスの犯罪組織の新たな標的となっていて、フランス政府は16日、警戒を呼びかけるため、暗号資産の経営者らを集めた会合を開く予定です。