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フランス邦人留学生不明 仏最高裁、元交際相手に言い渡された禁錮28年の控訴審判決を破棄

2025年2月27日 2:26

フランスで、日本人女子留学生が行方不明になった事件で、フランスの最高裁にあたる破棄院は26日、元交際相手の男に言い渡された、禁錮28年の控訴審判決を破棄しました。

ニコラス・セペダ被告は9年前、フランス東部のブザンソンで、留学していた元交際相手の黒崎愛海さんを計画的に殺害した罪に問われています。

AFP通信などによりますと、セペダ被告は1審、2審ともに、禁錮28年の実刑判決が言い渡されましたが、フランスの最高裁にあたる破棄院は26日、控訴審判決を破棄しました。理由について、捜査官が裁判の中で、弁護人に事前に伝えていなかった資料を使用したり、自らの判断で新たに捜査したりしたことが法律に違反すると判断したということです。

セペダ被告の3度目の公判が開かれることになりますが、釈放されることはないということです。被告の弁護人は、「これは真の勝利であり、無実を主張し続ける機会が与えられる」とコメントしています。

最終更新日:2025年2月27日 2:26