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2021年10月16日 1:58

アフガン相次ぐテロで250人以上死亡

アフガン相次ぐテロで250人以上死亡
(c)NNN

アフガニスタンでは、イスラム主義勢力タリバンの関係者やモスクなどを狙ったテロが相次いでいます。いずれも、タリバンと対立する過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出していて、治安の悪化が懸念されています。

すでに250人以上が犠牲になっている、これまでのテロについてまとめました。

■10月8日 子どもを使った自爆テロか 210人以上が死傷

10月8日には、北部のクンドゥズにあるイスラム教シーア派のモスクで爆発があり、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、少なくとも72人が死亡し、140人以上が負傷したということです。

当時はイスラム教徒にとって大切な、金曜の集団礼拝が行われていて、モスクには300人以上が集まっていました。

タリバン関係者によりますと、礼拝が始まる直前にモスクに入った靴磨きの子どものカバンが爆発したとみられ、子どもを使った自爆テロの可能性があるということです。

■10月3日 タリバン報道官の母親の追悼行事が狙われる

10月3日には、首都カブールにあるモスクの入り口付近で爆発が起き、アルジャジーラによりますと、少なくとも5人が死亡し、4人が負傷したということです。

モスクでは当時、タリバンのムジャヒド報道官の母親の追悼行事が営まれていました。

■9月18~19日 タリバンの車両が相次ぎ狙われる

9月18日から19日にかけて、東部のジャララバードで、タリバンの複数台の車両が相次いで爆発しました。

地元メディアなどによりますと、タリバンの構成員ら3人と子ども1人が死亡しました。また、市民を含むおよそ20人が負傷したということです。

■8月26日 カブールの空港近くで爆発 290人以上が死傷の大惨事

アメリカ軍の撤退直前だった8月26日には、カブールの空港の入り口付近で、アメリカ軍の兵士などを狙った自爆テロが起きました。アルジャジーラによりますと、アメリカ軍の兵士を含む、少なくとも175人が死亡、およそ120人が負傷したということです。

当時、空港周辺には、他国への避難を求める市民が大勢集まっていて、アメリカ軍の兵士が警備にあたっていました。

■治安悪化への懸念

地元メディアによりますと、タリバンのカブール制圧後、国内では爆発事件が17件発生しました。そのほとんどについて、タリバンと対立し、少数派のシーア派も攻撃対象とする「イスラム国」の地域組織が犯行声明を出しています。

タリバンの報道官は、イスラム国について「深刻な脅威ではない」としていますが、テロが相次ぎ市民の犠牲も増える中で、治安の維持が課題となっています。