ハーバード大学 トランプ政権を提訴
アメリカのハーバード大学は21日、助成金凍結などで圧力を強めるトランプ政権を提訴したと発表しました。
トランプ政権は、これまで多様性重視のプログラムの廃止など、政権の要求に応じないハーバード大学に対し、助成金などの凍結や免税資格の取り消しを示唆するなど、圧力を強めていました。
ハーバード大学は21日、トランプ政権による一連の措置は憲法違反だとして、マサチューセッツ州の連邦地裁に提訴したと発表しました。
大学側は訴状で、「反ユダヤ主義に基づく差別禁止について、大学は改革を進めているにもかかわらず、それとは関係のない研究に対する資金提供凍結を発表した」などと指摘しています。
ハーバード大学のガーバー学長は声明で「政府による権限の乱用は、深刻で長期的なものとなるだろう」と危機感をあらわにしています。
最終更新日:2025年4月22日 10:30