英仏独ポーランド首脳がキーウ訪問、ゼレンスキー大統領と会談
イギリス、フランスなど4か国の首脳が10日、ウクライナのキーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談しました。さらに「30日間の停戦」をめぐってアメリカのトランプ大統領も交えて協議し、ロシア側に停戦に応じるよう改めて求めました。
イギリス、フランス、ドイツ、ポーランドの首脳は10日、キーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談し、停戦交渉やロシアへの追加制裁などをめぐり協議しました。
また「30日間の無条件での停戦」をめぐってアメリカのトランプ大統領を交えた電話会談も行い、12日から開始するために協議したということです。
首脳らは、ロシアに対して、30日間の無条件での停戦に応じるよう強く求めていて、応じない場合は、ロシアへの追加制裁を強化することで合意したとしています。
一方、この会談に先立ち、ロシア大統領府のペスコフ報道官はアメリカメディアの取材に対し、「停戦するには、ウクライナへの武器供与が停止される必要がある」と述べ、欧米をけん制しました。
その上で「ウクライナは交渉する準備ができていない」と述べ、停戦交渉が停滞しているのはロシア側の責任ではないと主張していて、交渉が進むのかは不透明なままです。