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ウクライナ東部で銃撃戦 3人死亡

2014年4月21日 7:13

 ウクライナ東部で20日、親ロシア派が設置した検問所で銃撃戦があり、3人が死亡した。暫定政権とロシア双方が互いを批判していて緊張緩和の兆しはみられない。

 銃撃戦は20日未明、東部・スラビャンスク近くの検問所で発生し、少なくとも3人が死亡した。ロシアのメディアは反ロシアの極右集団による襲撃と報道し、外務省も「過激主義者の武装解除に希望がないことを証明した」と暫定政権を非難した。一方、暫定政権側は「ロシアの謀略だ」と反論している。

 ウクライナ東部では親ロシア派が「首都キエフの広場から親ウクライナ派のデモ隊が立ち退くまで撤退しない」として、行政機関の占拠を続けている。

 ウクライナを巡っては暫定政権、欧米、ロシアによる協議が暴力の自制などで合意したばかりだが、緊張緩和の兆しはみられない。