イギリス第2の都市のバーミンガムでは、ごみ回収業者の賃金をめぐるストライキで、市内に膨大なごみが溜まり始めています。14日には業者側が市の提案を拒否し問題の長期化が懸念されています。

地元メディアによりますと、イギリス中部のバーミンガムでは、ごみ回収業者の賃金削減をめぐって、先月から業者側が全面的なストライキを続けています。

ストライキの影響で、市内におよそ1万7000トンのごみが放置され、ネズミの大量発生など公衆衛生上の懸念が高まる事態となっています。

こうした中、回収業者の労働組合は14日、賃金に関する市側の提案を拒否しました。当面、ストライキは続く見通しとなり問題の長期化が懸念されています。

バーミンガムでは2023年、市議会が財政破綻を宣言し、公共事業への予算を大幅に削減するなど、厳しい財政状況が続いています。