13年前に盗まれ韓国で見つかった仏像 長崎・対馬市の寺の関係者に引き渡される
長崎県対馬市の寺から13年前に盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像が10日、寺の関係者に引き渡されました。
長崎県の有形文化財「観世音菩薩坐像」は、2012年に対馬市の観音寺から盗まれ、韓国で見つかりました。
その後、韓国の裁判で観音寺の所有権が認められ、今年1月に返還されましたが、裁判で所有権を主張していた韓国側の寺の要請を受け、法要のため貸し出されていました。
韓国側の寺では10日、仏像との別れの法要が行われ、観音寺に引き渡されました。
観音寺の前住職・田中節孝さんは「13年前のことを思い出して、やっとこの日がやってきたと、うれしい気がいたします」と話しました。
仏像は専門の業者によって運ばれ、12日未明にも対馬に戻る見通しです。
最終更新日:2025年5月10日 17:56