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IAEA事務局長、北朝鮮で新たなウラン濃縮施設建設の可能性示唆

2025年6月10日 1:32
IAEA事務局長、北朝鮮で新たなウラン濃縮施設建設の可能性示唆

IAEA=国際原子力機関の定例理事会が9日、オーストリア・ウィーンの本部で始まり、グロッシ事務局長が北朝鮮で新たなウラン濃縮施設が建設されている可能性を示唆しました。

9日に開幕したIAEAの定例理事会で、グロッシ事務局長は、北朝鮮の寧辺で現存するウラン濃縮施設に似た特徴を持つ新たな施設が建設されていて、IAEAが監視していると明らかにしました。

北朝鮮はこれまでも濃縮ウランやプルトニウムを材料に核兵器を製造しており、今年1月に金正恩総書記が施設を視察し、2月の軍の創建記念日に行われた演説では「核戦力の高度化を目指す」と述べていました。もし3つ目となるこのウラン濃縮施設が稼働すれば、北朝鮮の核兵器の製造能力が強化されることになります。

理事国の間では北朝鮮の動きを懸念する声が上がっており、日本や韓国、アメリカ、カナダ、EU=ヨーロッパ連合などで強い懸念を表す共同声明を出す見込みです。

また、核開発をエスカレートさせるイランに対しても、イラン側が申告していない核関連施設やその検証に協力する義務を怠っているとして、非難決議案が提出される見通しです。

最終更新日:2025年6月10日 1:32