アメリカのトランプ大統領は6日、非難の応酬が続くイーロン・マスク氏が率いる企業と政府との契約の見直しを検討する考えを明らかにしました。

トランプ大統領
「全ての見直しを検討している。彼（マスク氏）は補助金を大量に受け取っている」

トランプ大統領はマスク氏が率いる企業と政府との契約について5日にもSNSに「予算節約の最も簡単な方法はイーロンへの政府補助金と契約の打ち切りだ」と投稿しており、見直しの検討を重ねて示したかたちです。

また、マスク氏と「話す予定はない」と述べ、早期の関係修復に消極的な姿勢を示しました。

こうしたなか、アメリカメディアはトランプ氏が3月に購入したテスラの車を売却する意向だと報じました。この車は、当時「政府効率化省」を率いていたマスク氏への反発が強まったことを受けトランプ氏がマスク氏への支持を示すために購入したものでした。

一方、マスク氏はSNSで「アメリカには新党が必要だ」とし、自身が行った新党設立の賛否を問うアンケートで80％の賛成票が集まったと明らかにしました。

アメリカメディアはマスク氏の新党設立案について「かつての盟友であるトランプ大統領との確執を激化させる可能性がある」などと報じています。