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プーチン大統領、APEC参加前に論文発表

2017年11月9日 8:58

 ロシアのプーチン大統領が8日、APEC(=アジア太平洋経済協力会議)への参加を前に論文を発表し、日本などアジア各国との経済的な連携強化への意欲を示した。

 大統領府が発表した論文で、プーチン大統領は、ロシア極東を含むアジア太平洋地域の成長に期待を示した上で、FTAAP(=アジア太平洋自由貿易圏)の創設について、「ロシアの立場を強めるチャンス」だとして支持した。

 また、極東の発展を「21世紀の国家的な優先課題」だと指摘。日本や中国、韓国とのエネルギーネットワークや、サハリンと北海道をつなぐ輸送路の整備などを挙げて、「シベリア・極東地域とアジア太平洋地域との経済システムの統合に特に関心がある」と、アジアとの経済的な連携強化への意欲を示した。