韓国の検察は24日、文在寅元大統領を収賄の罪で在宅起訴しました。

韓国の検察などによりますと、文在寅氏は大統領に在任していた2018年から2020年にかけて、元国会議員から日本円でおよそ2200万円を賄賂として受け取った罪に問われています。

文氏は2018年3月、元国会議員を政府機関の理事長に指名し、その4か月後には文氏の娘の元夫が、この議員が実質的なオーナーだったタイの格安航空会社に役員として採用されました。

検察は航空会社側に採用計画がなかったにもかかわらず、航空関連の業界で勤務経験がない元夫が縁故で採用されたと指摘しています。

その上で、航空会社が元夫に給与や住居費として支払ったカネが、文氏が元国会議員に便宜を図った見返りに受け取った賄賂だったと判断し、24日、文氏を収賄の罪で起訴したということです。また元国会議員も贈賄などの罪で起訴されています。