ローマ教皇の死後に「破壊」と「封印」…どんな儀式? 葬儀に世界中が注目、専門家「和平交渉の場にも」【#みんなのギモン】

そこで今回の#みんなのギモンでは、「ローマ教皇葬儀 世界が注目…なぜ?」をテーマに解説します。
小林史・日本テレビ解説委員
「(日本時間24日午後4時半ごろ)バチカン市国、サンピエトロ大聖堂のLIVE映像です」
森圭介アナウンサー
「弔問されている方がこれだけいるんですね」
小林解説委員
「ここにフランシスコ教皇の遺体と棺が安置されています。現地は午前10時すぎですが、たくさんの信者の方々が行列を作って弔問に訪れている様子がわかりますね」
小林解説委員
「21日に亡くなったフランシスコ教皇ですが、葬儀は26日に行われる予定で、最大25万人の参列者が見込まれています。23日は、フランシスコ教皇が過ごしていた『聖マルタの家』から、葬儀が行われるサンピエトロ大聖堂へ棺を移す儀式が行われました」
「棺にはフタがされておらず、お顔が見えるようになっています。これはフランシスコ教皇自らの希望によるもので、華やかな儀式を避け、フタを開けたまま信者の追悼を受けられるように指示していたということです」
森アナウンサー
「もともとそういう方式ではなくて、ということなんですね。生前だけではなく、自分が亡くなった後のことも考えていらっしゃったということですか」
小林解説委員
「そうですね。人柄がにじみ出ていますよね。映像で赤い服を着ているのは、位の高い聖職者である枢機卿ですが、枢機卿による儀式が行われた後、一般の弔問が始まりました。23日は深夜までたくさんの信者たちが訪れ、24日と25日、一般弔問が続けられます」
鈴江奈々アナウンサー
「たくさんの信者の方が世界中から弔問にいらしていました。それだけ多くの人の救いになっていたんだろうなというのが伝わってきますね」