マレーシア首相、プーチン大統領と会談 連携強化を確認

ASEAN(=東南アジア諸国連合)で、今年、議長国を務めるマレーシアのアンワル首相は14日、ロシアのプーチン大統領と会談し、連携の強化を確認しました。
マレーシアのアンワル首相は14日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談しました。
マレーシアは今年、ASEAN=東南アジア諸国連合で議長国を務めていて、ロシアのプーチン大統領は、「私たちにとって重要な組織であるASEANとの関係がマレーシアの支援で発展することを期待している」と述べました。
一方、アンワル首相は、「ロシアは大切な友人だ」と応じた上で、「貿易、投資、エネルギー、軍事、 原子力分野などの協力を推進するために支援してほしい」と述べました。
また、プーチン氏を10月に開かれるASEANサミットに招待する意向も明らかにしました。
アンワル首相にとっては、アメリカのASEANへの関心が低下している状況に加え、“トランプ関税”の影響も避けられない中、ASEANの代表としてロシアなどを含めた様々な国と連携を強化する狙いがあるとみられます。