新ローマ教皇にプレボスト枢機卿「レオ14世」名乗る 初のアメリカ出身

ローマ・カトリック教会で8日、新しい教皇に選ばれたアメリカ出身のロバート・プレボスト氏は、初のアメリカ出身の教皇で「教皇レオ14世」を名乗ります。
第267代のローマ教皇に選ばれたロバート・プレボスト氏は8日、教皇レオ14世として初めてサンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を現し、集まった人々から大きな歓声が上がりました。
プレボスト氏は初のアメリカ出身の教皇で、69歳。ロイター通信によりますと、アメリカ・シカゴ出身で、2015年から2023年までペルーで司教を務め、アメリカとペルーの国籍を持っています。2023年に枢機卿になり、フランシスコ前教皇がローマ教皇庁の世界各国の司祭を選ぶ責任者に任命しました。これまでメディアのインタビューにはほとんど応じず、内気な性格で知られているということです。
8日の初めてのスピーチはローマ教皇庁の公用語であるイタリア語で行われ、途中、かつて共に過ごしたペルーの関係者に感謝の意を伝える時のみ、スペイン語で語りかけました。
また、フランシス前教皇が死去する直前のイースター=復活祭にサンピエトロ広場に集まった群衆の前に姿を現したことにも触れ、「フランシスコ教皇の弱々しくも常に勇敢なお声が今も私たちの耳に残っている」と述べました。