“トランプ教皇”合成画像 投稿の狙いは?【キキコミ】
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○櫻井
筋肉もりもりのトランプ大統領が、映画「スター・ウォーズ」のライトセーバーのようなものを持っている画像。
日本時間の5月5日未明に、アメリカのホワイトハウスが公式の『X』で投稿したものです。
そして、5月3日午前に投稿された「ローマ教皇」の姿をしたトランプ大統領。どちらも生成AIで合成したような絵にもみえますよね。
まずは、“スター・ウォーズ”風の画像。5月4日が映画「スター・ウォーズの日」ということにちなんで投稿されたようです。
○藤井
ライトセーバーが赤いのは、何か意味があるんですか?
○櫻井
公式サイトによると「赤いライトセーバー」を使うのは、ダークサイドのキャラクターが多いということなんですが、共和党だから「赤く」したのか、その真意を巡ってSNSなどでも話題になっています。
これと関連があるかどうかわかりませんが、トランプ大統領は4日「アメリカの映画産業は急速に死を迎えつつある」として、外国で製作された映画に「100%の関税」を課すことを検討するよう指示したことを明らかにしました。
そして、物議を醸しているのがローマ教皇が亡くなり、いままさに次の教皇を決める選挙、「コンクラーベ」が5月7日から始まろうとしているこのタイミングでの“トランプ教皇”の姿。
トランプ大統領は、4月29日に記者団から「次の教皇は誰がいいか?」と聞かれ「私が教皇になりたい」とジョークを飛ばしていたということですが…
イタリアのレンツィ元首相が「信者を怒らせる画像だ」と投稿したほか、カトリックの司教たちからも批判の声が上がっています。
○藤井
最初、誰かがいたずらで投稿したのかと思いましたが、ホワイトハウスが公式でこういった画像を投稿して広めているということになるわけですね。
○櫻井
そうなんです。アメリカ政治に詳しい小谷哲男教授に話を聞きました。