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平昌五輪 IOC「露選手団の参加認めず」

2017年12月6日 6:45

 来年2月に韓国で開かれる平昌オリンピックについて、IOC(=国際オリンピック委員会)が、国家ぐるみのドーピングが指摘されているロシアの選手団の参加を認めないと発表した。選手個人の資格での参加は条件を満たした場合に限り認めるという。

 IOCは5日、スイス・ローザンヌで理事会を開き、約2か月後に迫った平昌オリンピックへのロシアの参加を認めるかどうか議論した。その結果、IOCはロシアが組織的なドーピングと隠ぺいを行っていたと認定。ロシア・オリンピック委員会を資格停止とし、選手団としての参加を認めないと発表した。

 IOC・バッハ会長「個人の資格で出場する選手は、個人もしくは団体の競技で、ロシア出身の『オリンピック選手』として参加する」

 また、選手個人の資格での参加は、過去にドーピングで失格していないことや、反ドーピング機関が推薦する大会前の検査を受けた場合などに認めるという。

 そして、選手個人で出場した場合でも、ロシアの国旗掲揚や国歌の演奏は行わず、ロシア代表のユニホームを着用しての競技参加などは認めないという。