フランシスコ教皇の葬儀始まる バチカン
ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の葬儀が、先ほどからバチカンで執り行われています。現地から中継です。
記者「先ほどから、バチカンのサンピエトロ大聖堂の前にある広場で、フランシスコ教皇の葬儀が始まりました」
広場周辺を含めておよそ20万人の信者らが集まっているということです。
今回の葬儀では、「権力者の葬儀ではない」という教皇の生前の意向を汲み、儀式で使われる用語が簡単なものに改められたり、これまで3つ用意されていた棺は、木製の棺のみを使用することに変更するなど、従来の葬儀よりも簡素化されて行われます。
──多くの首脳らが参列しているとのことで、いわゆる「弔問外交」も注目されているようですね。
はい。欠席の可能性に言及していたウクライナのゼレンスキー大統領もきょう、現地入りし、葬儀に参列していて、ロシアによるウクライナ侵攻での停戦交渉をめぐり、アメリカのトランプ大統領との会談などが取り沙汰されています。
ただ、現在までに首脳らによる会談が行われたという情報は入ってきていません。生前に世界平和を祈り続けてきた教皇の葬儀で、平和に向けた弔問外交がどこまで活発に行われるかが焦点となりそうです。
葬儀終了後には、棺は広場を通って、信者らに最後の別れを告げた後、コロッセオなどイタリア・ローマの名所近くを通るルートで運ばれ、日本時間26日午後8時すぎには、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂にて埋葬される予定です。