スペインなどで大規模停電…GW客も困惑 影響拡大なぜ
スペインやポルトガルで大規模な停電が発生し、スペインでは非常事態宣言が出されました。交通や店舗、さらに病院などにも影響が広がった今回の停電。大型連休を海外で過ごす人たちの観光や宿泊にも影響が出ています。
ゴールデンウイークを海外で過ごす人も多い中。成田空港では――
スペイン観光へ
「(Q.どちらに行かれる?)マドリード」「サグラダ・ファミリアにも行くので楽しみ」
1週間ほどのスペイン旅行に行くという観光客も。
スペイン観光へ
「予定しているのが全部回れるといいけど…どうなっているか心配」
そのスペインでは、28日昼ごろから“大規模停電”が発生。
信号が機能しなくなり、“交通網は混乱”。
首都マドリードでは、“渋滞”が発生しました。
さらに、電車の運行もストップ。
駅のホームや階段。そして、エレベーターにも、多くの人がその場で寝泊まりせざるを得なくなりました。
日本の観光客にも影響が出ています。
スペイン観光へ
「昨夜聞いて心配。とりあえず空港のホテルを予約。市内に入るのが心配なので」
日が暮れても続いた停電でしたが、日本時間29日午前5時ごろ、無事に復旧。
スペインの電力会社によりますと、29日の朝には、国内全ての変電所が稼働し、電力はほぼ復旧したということです。
同じく停電が発生していたスペインの隣国・ポルトガル。
私たちが話を聞いたのは、ポルトガルに滞在中の山田さん。
ポルトガルに滞在・山田裕貴さん
「交通に影響があったのはもちろん、通信障害も起きていた。時間にすると大体12時間」
山田さんが撮影した停電復旧の瞬間の映像には歓声が上がる場面も。
ポルトガル政府によりますと、今は完全に復旧しているということです。
ポルトガルに滞在・山田裕貴さん
「GWに入られる方もいらっしゃると思うので、この後ポルトガルとかにいらっしゃる方は、まだ混乱が残っていると思う。気をつけて楽しんでいただけたら」