位置情報不正取得…グーグル、テキサス州に和解金13億7500万ドル 同様の裁判で最高額

アメリカのIT大手・グーグルが位置情報を不正に取得していたなどとしてテキサス州が提訴した裁判で、グーグルが同様の裁判で最高額となる13億7500万ドルを支払うことで和解したことがわかりました。
グーグルアカウントには、移動した位置を自動的に記録するかどうかをユーザーが設定できる「ロケーション履歴」という機能があります。この機能についてテキサス州は、ユーザーが設定で「オフ」にしても、少なくとも2014年以降、グーグルが一部のアプリなどで位置情報が記録されたままにしていたなどとして、提訴していました。
テキサス州の司法長官は9日、グーグルが13億7500万ドル=日本円でおよそ2000億円を支払うことで和解したと発表しました。
司法長官は「テキサス州の住民のデータのプライバシーとセキュリティーの権利に歴史的な勝利をもたらした」としています。
グーグルは他の州からも同様の提訴をされていて、今回の和解金は提訴された裁判の中で最高額だということです。
この和解を受けグーグルは「これらを過去のものとし、私たちのサービスに強固なプライバシー管理機能を導入していく」とコメントしています。