人口動態統計の速報値発表 秋田県は出生数が全国で3番目に、婚姻数が4番目に少なくなる いずれも統計開始以降最少
厚生労働省は、去年1年間の人口の動きなどを調査してまとめた「人口動態統計」の速報値を発表しました。
秋田県は、出生数は全国で3番目に少なく、婚姻数は4番目に少なくなりました。
いずれも統計開始以降最少です。
厚生労働省のまとめによりますと、去年1年間に県内で生まれた子どもの数は、前の年と比べて71人減って、3540人でした。
統計開始以降最も少なく、3年連続で4000人を下回りました。
鳥取、高知に次いで、全国で3番目に少なくなっています。
死亡した人は、生まれた人の約5倍の1万7524人いました。
また、婚姻数は、前の年から5組減って2297組でした。
婚姻数の減少は、5年連続で、こちらも統計開始以降、最も少なくなっています。
全国と比べると、鳥取、高知、島根に次いで4番目に低くなりました。
出生数、婚姻数ともに減少に歯止めがかからない実態が改めて浮き彫りとなっています。
県は、イベントなどを通して若い世代に出会いの機会を提供するなどして、結婚を後押ししたい考えです。