高気圧の影響で春を感じる陽気に 秋田市の中心部にある寺で季節の花を観察すると…
高気圧の影響で県内は各地で気温が上がり、春を感じる陽気になりました。
季節の花も少しずつ咲き始めています。次の日曜日=3月2日にかけて気温が高い日が続く見込みで、なだれや屋根からの落雪に注意が必要です。
秋田市の中心部、旭北栄町にある鱗勝院です。寺の境内は、誰でも気軽に散策できます。
秋山陽南アナウンサー
「冷たい空気の中にも日差しの下ではポカポカとした春の陽気を感じられます。こちらの境内でも花が咲きはじめています」
黄色い花は、冬から春にかけて咲くロウバイ(蝋梅)です。蝋細工のような光沢がある黄色い花を咲かせるのが特徴で、例年3月に入ってから咲きますが、今年は、今月中旬に咲き始めました。
若い木には直径1センチほどのロウバイが40輪ほど咲いていました。
ピンクの小さい花をつけていたのは「十月桜」です。
寺によりますと、名前の通り秋から冬にかけて咲く品種のサクラですが、今年は寒波で咲く機会を逃した花が今になって開いてきました。
27日の最高気温は男鹿市が8.4度、由利本荘市本荘が7.6度、秋田市が7.3度など多くのところが3月の中旬から下旬並みでした。
「サクラも準備が進んでいます。これは葉っぱの芽ですかね? 少しずつ膨らみ始めています」
この先県内は日曜日にかけて南から暖かい空気が流れ込むため、最高気温が平年より高くなる見込みです。10度を超える日もあるとみられていて、花や木の成長も一層進みそうです。
ただ秋田地方気象台はこの気温を踏まえて、なだれに関する気象情報を出して積雪の多い地域でのなだれや、屋根からの落雪に注意するよう呼び掛けています。