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【大阪・関西万博】25年後にライオンをモデルにした乗り物が…近未来の乗り物

2025年5月2日 7:02
【大阪・関西万博】25年後にライオンをモデルにした乗り物が…近未来の乗り物
来場者100万人を突破した大阪・関西万博。今回は、特徴的な海外パビリオンと万博の中で近未来を感じられる展示を刈川くるみキャスターが取材しました。

全世界から158の国と地域が参加し“万博の華”と呼ばれるのが海外パビリオンです。

刈川くるみキャスター
「至る所に各国のパビリオンがあります。楽しい。カラフルですね」

外観で目を引いたのが中国館。中国の伝統的な書道の巻物を広げた形を表現しているそうです。フランス館では空間一面にルイ・ヴィトンのトランクが並ぶ光景が見られます。アメリカ館では55年前の大阪万博でも話題になった月の石を展示。そしてオーストリア館の外観は…

刈川くるみキャスター
「こちらオーストリア館です。オーストリアといえば有名な音楽家を多く生み出しているということで、外観は楽譜になっているんです」

外観に設置されている楽譜は、実はベートーベンの『歓喜の歌』でした。こうして、建物の情報を知っておけば待ち時間も楽しめるかもしれません。

そして、今回の万博では私たちの未来社会をデザインする様々な展示があります。最先端医療などを通じて健康の未来を考えることができるパソナ ネイチャーバース。ここでは“未来の睡眠”を実際に体験することができます。

刈川くるみキャスター
「柔らかい!」

横になるだけで、ベッドがその人の呼吸や心拍などの情報を取得し、眠りやすい空間を作り出します。

刈川くるみキャスター
「ちょっと(角度が)上がりました。この高さが私の呼吸しやすい姿勢のようです」

将来的には、眠りのメカニズムを解明して見たい夢を見られるような機能を開発したいとしています。

そして万博でも最大級の広さを誇る「未来の都市」パビリオン。こちらでは未来の生活を見据えた、次世代の技術を体験できます。日本特殊陶業ブースにある「空中感覚装置」とは一体どんなものなのでしょうか?

刈川くるみキャスター
「3Dですね!」

3D映像が映し出された空間を触ると…

刈川くるみキャスター
「おおお! ビリッときました!」

実際には何もないように見えますが、超音波を使った技術によって人工的に触った感覚を作りだしているそうです。

刈川くるみキャスター
「くじらの背中の形がしっかり形として手に感触が伝わりますね。雨だ、雨の感触だ。ポツポツ手に降ってきます」

日本特殊陶業 阪口雅樹さん
「でも手はぬれてないと思います」

刈川くるみキャスター
「手はぬれてない」

企業ではこの技術を将来的に、コミュニケーションツールとして活用していくことを目指しているそうです。

また、川崎重工ブースにあったのが、未来の乗り物です。一見、普通の乗り物のようですが、移動を快適にする機能を備えています。

川崎重工 「ALICE SYSTEM」説明動画より
「鉄道から船舶へ そして航空機 シームレスな乗り継ぎを実現し 利用者は乗り換えのストレスから解放されます」

客室ごと移動ができ、機械が乗り換えなどもすべてサポートしてくれる移動空間なんだそうです。さらに…

刈川くるみキャスター
「何か展示してあります。乗り物? 動物のようなフォルムですね」

ライオンの骨格をモデルに設計された乗り物です。タイヤなどでは限界のある凹凸のある道の移動を想定していて、さらに水素を燃料にすることで環境に配慮することも目指しているそうです。

刈川くるみキャスター
「すごく乗りたいんですけど、実現というのは」

川崎重工業 田中慎二さん
「2050年にこういったものがあればいいなと考えています」

(4月28日放送『Oha!4 NEWS LIVE』より)
最終更新日:2025年5月2日 7:02