世界11のコンクールで1位に! 10歳のピアニスト「曲が物語のように」 シリーズ【こどものミライ】
10日、筑紫野市役所を訪れたのは、地元の小学校に通うピアニスト、熊本海音(かのん)さん(10)です。
海音さんは去年1年間に、世界11のコンクールで1位の栄冠を手にしました。
去年は、オーストリアのウィーンやイタリアでの演奏会に出演し、アメリカ・ニューヨークのカーネギーホールでことし7月に開かれる演奏会にも招待されるなど、各国で高い評価を得ています。
■熊本海音さん(10)
「その曲を聴いたら、物語のように聞こえてきます。」
お母さんの由香さんがピアノ教室の先生だったことがきっかけで、海音さんは3歳からピアノを始めました。小学校入学の前から「自分の音」へのこだわりが生まれ、毎日6時間以上の練習で、感性と表現力を磨きました。
海音さんのこだわりは、曲の中から読み取った物語を自分なりの感性で音にすることです。
ベートーヴェンのピアノソナタを弾いてくれました。
■海音さん
Q海音さんにとってピアノとは?
「相棒です。お世話になった人たちに感謝を忘れず、世界で活躍して、みんなに愛されるピアニストになりたいです。」
■母・由香さん
「天気が良くてどこか行きたいなという時も、外に遊びに行くことなく頑張っているので、すごいなと思います。」
わずか10歳ながら、表情豊かな音色で世界を魅了する海音さん。これからも、ピアノの鍵盤に新たな物語を紡ぎ続けます。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年4月10日午後5時すぎ放送