「全部かわいい」昼とは違った魚の姿「夜のすいぞくかん」夜景をバックにショーも マリンワールド海の中道で26日から
福岡市東区のマリンワールド海の中道で、26日から「夜のすいぞくかん」が始まります。昼とは違った幻想的な海の世界を一足早くご紹介します。
博多湾の夜景をバックに、豪快なジャンプを見せるイルカたち。
■吉村史織アナウンサー
「暗闇の中に浮かび上がったような空間で、イルカショーが行われています。 光の演出がとてもきれいです。」
福岡市東区のマリンワールド海の中道では「夜のすいぞくかん」が期間限定で行われます。ゴールデンウイークに合わせて始まるのを前に、21日夜、関係者に向けた内覧会が開かれました。
およそ40種類もの魚が泳ぐパノラマ大水槽では。
■吉村アナウンサー
「今、水槽の照明が暗く落とされました。夜の海の中にいるような感覚です。」
普段の営業時間は午後5時半までですが、期間中は午後9時まで延長し、眠る魚の姿など日中はなかなか見られない夜の生態を観察できます。
こちらは、カスミチョウチョウウオです。お腹の白い模様が特徴的ですが、暗くなると色がグレーに変わります。岩などに擬態し、眠っている時に敵から身を守るためと言われています。
いつもは砂から顔を出しているチンアナゴは夜になると、一斉に巣穴に潜って眠るそうです。
■母親
「なんで?寝ちゃってるの?」
■子ども
「お母さん、ここにも穴がある。」
■母親
「見えない魚が出てきていたりするので、勉強にもなるし楽しい。いるいる!ってなるので。」
■子ども
「夜行性の魚が動いていることが魅力だと思います。こんなふうに動くんだなと思いました。」
多くの人がカメラを構えて待っていたのが、期間限定で見られるおよそ2万匹のマイワシのショータイムです。光と音に合わせ、一斉に群れの形を変えながら水槽内を縦横無尽に泳ぐ姿が幻想的です。エサなどで動きをコントロールしています。
こちらは夜間営業の時だけの特別なアシカショーです。
■飼育員
「アシカたちには短い毛がびっしりと生えています。このように1年に1度生え変わる、短い毛が体全身に生えています。」
昼のショーは得意技の披露が中心ですが、夜はアシカの生態について飼育員がじっくり解説してくれます。
■子ども
「全部かわいかった。楽しかった。」
■母親
「夜景と相まっていて、すごくきれいでした。昼とはちょっと違いました。感動しました。」
■マリンワールド海の中道 海洋動物課・宮園智子さん
「閉館後は館内が真っ暗になっているので(普段は)私たちしか見られないですが、いろんな生き物の場面場面を探して楽しんでいただければと思います。」
特別な雰囲気を味わえる「夜のすいぞくかん」は、4月26日(土)27日(日)29日(火)5月3日(土)4日(日)5日(月)6日(火)に行われます。午前9時半から午後9時まで入れ替えなしで、午後8時まで入場できます。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年4月22日午後5時すぎ放送