【時の記念日】「動かなくなった時計」神社で供養 部品は誰かの大事な時計の一部に 福岡
6月10日は「時の記念日」です。1300年以上前に、日本で初めての時計が設置されたといわれています。
■山本竜誠記者
「こちらの神社ではこれから、全国的にも珍しい神事が執り行われます。祭壇の上には、大小様々な時計が並んでいます。」
10日午前10時半、福岡県朝倉市の恵蘇八幡宮の神前に供えられていたのは、全国から集まった、動かなくなった時計およそ100点です。
ここ恵蘇八幡宮には天智天皇がまつられています。天智天皇は日本で初めて時計を作ったとされていて、6月10日の「時の記念日」に合わせて、時計の供養祭が行われました。
■恵蘇八幡宮・上原実二 宮司
「時は、すべての人に平等に与えられたものです。時をいかに上手に使うか、有効に使うか。そういうことをきょうは考えてもらえるとうれしいです。」
供養された時計は、福岡の時計店でつくる「福岡時計職人の会」が保管し、再び誰かの大切な時計の部品として時を刻むということです。