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「弾いているとインコが飛んでくる」アイルランド最大の音楽の祭典で日本人初の1位に!アイリッシュハープ奏でる中学生 シリーズ【こどものミライ】

2025年5月9日 7:26
「弾いているとインコが飛んでくる」アイルランド最大の音楽の祭典で日本人初の1位に!アイリッシュハープ奏でる中学生 シリーズ【こどものミライ】
子どもたちの成長を応援するシリーズ「こどものミライ」です。アイリッシュハープという楽器に魅了され、大阪・関西万博で演奏を披露した中学生がいます。彼女が描くミライとは。

アイルランドの民族楽器

5月3日、大阪・関西万博のホール。アイルランドで古くから伝わる民族楽器、アイリッシュハープを演奏したのは、福岡市に住む中学3年の安達莉愛(りあ)さん(14)です。

本場、アイルランドの奏者とともに選ばれた莉愛さん。最年少の日本人奏者として多くの人が見守る中、美しい調べを奏でました。

■安達莉愛さん(14)
「こんなにたくさんの方に演奏を聴いてもらうことがなかなかないので、とてもありがたいことだなと思いながら演奏しました。」

弦には色が

4月、莉愛さんは万博に向けて練習に励んでいました。

■莉愛さん
「赤い弦と青い弦、透明な弦がありますが、赤い弦がド、青い弦がファ、その間にドレミファソラシドが並んでいます。柔らかい音を出せることが特徴だと思います。」

4歳から始める

莉愛さんがアイリッシュハープを始めたのは、大分に住んでいた4歳の時です。ディズニーアニメの影響を受け、ハープ教室に通い始めました。

上手に弾けるようになりたい。音色に魅了され、学校以外のほぼすべての時間をアイリッシュハープと過ごしてきました。

弾いているとインコが

■莉愛さん
「ハープはとても音がきれいです。私がハープを弾いていると飼っているインコが飛んできて、とても癒やされているように見えますし、私たちも癒やされます。」

そんな莉愛さんをずっとそばで支えてきたのは、母・裕子さんです。家族で話し合い、よりよい環境を求めて、2023年に大分から福岡に引っ越しました。

■母・裕子さん
「ハープを弾いている時は楽しそうにしていて、これが一生の趣味になればいいなと思っていました。」

アイリッシュハープ自体が珍しく、教える人も少ないため、現在はオンラインでアイルランド奏者から指導を受けています。

■莉愛さん
「アイルランドには口伝えの文化があって、楽譜が残っていない曲もたくさんあります。音源を聴きながら自分で練習して弾けるように。」

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