「ネギ」の生産加工で全国の「リーディングカンパニー」を目指す 阿波市の生産・加工会社【徳島】
徳島県内で「ネギ」といえば徳島市の沖洲地区。
「渭東ネギ」は全国にも名だたるブランドネギですが、実は徳島県阿波市に、この「ネギ」の生産加工で全国の「リーディングカンパニー」を目指す会社があります。
一体どんな会社なのか、その取り組みや思いを取材しました。
徳島県阿波市土成町、のどかな田園に突如現れたシックな黒の建物。
中は一転、暖かな木目調のモダンなデザイン。
こちらが青ネギに特化した生産・加工会社アイ・エス・フーズ徳島です。
社長の酒井貴弘さん(31歳)。
以前は兵庫県の淡路島で父親と共に青ネギの生産・加工を行っていました。
そんな酒井さんがさらなる生産拡大を目指し選んだ新天地が、ここ阿波市でした。
アイ・エス・フーズ徳島では、2017年から土成町で青ネギの生産を始め、主にカット野菜として全国チェーンの大手飲食店に納品しています。
創業時の年間出荷量は250トンほどでしたが、その後は畑を増やすなどして事業を拡大。
今期の見込みは1000トンと、国内でトップクラスの出荷量を誇ります。
わずか数年で4倍にも事業を拡大できた要因のひとつが、徹底した土壌分析です。
分析したデータを元に、必要な成分を加え最適の肥料を設計。
この作業を200か所の畑、全てで行っています。
そして、もうひとつ出荷量を増やすことのできた要因として挙げられるのが、データに基づく徹底した管理システムです。
ネギを植える日や収穫日、そして収穫量などすべてをデータ管理、この作業も200の畑全てで行い、安定した収量を確保しています。
しかしこうしたメソッドを生かすも殺すも、結局は人間次第です。
いま日本の農業は高齢化や担い手不足など、課題が山積しています。
今後の農業を支える人材確保のためにも、酒井さんは農業のイメージを変えたいと話します。
(アイ・エス・フーズ徳島 酒井貴弘社長)
「『見た目が格好悪い』『休みがない』『最終的には儲からない』、この3点が僕の中ですごく農業をやりたくないっていう理由だったんですけど。父親が青ネギの事業を始めて、農業もやり方一つ・考え方一つで今後はすごく可能性のある事業だし、しっかりやり方さえ間違いなければ、しっかり儲かるっていうことを教えてもらった」
普通の農家とは違い、ここでの作業はすべて分担化され休みも管理されています。
こうした環境から、アイ・エス・フーズ徳島の正社員8人の平均年齢は31歳と若く、次の世代を担う若者が徳島県内外から集まっています。
(アイ・エス・フーズ徳島 酒井貴弘社長)
「この後ろにも書いてるんですけど、ビジョンとしてはネギ農家の希望であれっていうところで。いま徳島を拠点としてますけど、今後は全国に生産拠点を拡大していきながら、一人でも多くの方々にやっぱりネギを届けるっていうことをまずやっていきたいなというふうに思ってますし、自社だけではなくて、携わった農家さんたち、農家の方々の皆さんもしっかり儲けられるような、そういった仕組みを作っていきながら経営していきたいなというふうに思ってます」
「青ネギ」の生産を通じて、農業の新たな未来を創造するアイ・エス・フーズ徳島。
大空に向かい真っすぐ伸びるネギのように、日本の農業発展のため突き進みます。
なお、アイ・エス・フーズ徳島の2024年の売上は年間2億7500万円、2025年4月からは大分県でも「青ネギ」の生産を始めるなど、今後は全国に生産地を増やし、5年後には年商30億を目指すということです。
「渭東ネギ」は全国にも名だたるブランドネギですが、実は徳島県阿波市に、この「ネギ」の生産加工で全国の「リーディングカンパニー」を目指す会社があります。
一体どんな会社なのか、その取り組みや思いを取材しました。
徳島県阿波市土成町、のどかな田園に突如現れたシックな黒の建物。
中は一転、暖かな木目調のモダンなデザイン。
こちらが青ネギに特化した生産・加工会社アイ・エス・フーズ徳島です。
社長の酒井貴弘さん(31歳)。
以前は兵庫県の淡路島で父親と共に青ネギの生産・加工を行っていました。
そんな酒井さんがさらなる生産拡大を目指し選んだ新天地が、ここ阿波市でした。
アイ・エス・フーズ徳島では、2017年から土成町で青ネギの生産を始め、主にカット野菜として全国チェーンの大手飲食店に納品しています。
創業時の年間出荷量は250トンほどでしたが、その後は畑を増やすなどして事業を拡大。
今期の見込みは1000トンと、国内でトップクラスの出荷量を誇ります。
わずか数年で4倍にも事業を拡大できた要因のひとつが、徹底した土壌分析です。
分析したデータを元に、必要な成分を加え最適の肥料を設計。
この作業を200か所の畑、全てで行っています。
そして、もうひとつ出荷量を増やすことのできた要因として挙げられるのが、データに基づく徹底した管理システムです。
ネギを植える日や収穫日、そして収穫量などすべてをデータ管理、この作業も200の畑全てで行い、安定した収量を確保しています。
しかしこうしたメソッドを生かすも殺すも、結局は人間次第です。
いま日本の農業は高齢化や担い手不足など、課題が山積しています。
今後の農業を支える人材確保のためにも、酒井さんは農業のイメージを変えたいと話します。
(アイ・エス・フーズ徳島 酒井貴弘社長)
「『見た目が格好悪い』『休みがない』『最終的には儲からない』、この3点が僕の中ですごく農業をやりたくないっていう理由だったんですけど。父親が青ネギの事業を始めて、農業もやり方一つ・考え方一つで今後はすごく可能性のある事業だし、しっかりやり方さえ間違いなければ、しっかり儲かるっていうことを教えてもらった」
普通の農家とは違い、ここでの作業はすべて分担化され休みも管理されています。
こうした環境から、アイ・エス・フーズ徳島の正社員8人の平均年齢は31歳と若く、次の世代を担う若者が徳島県内外から集まっています。
(アイ・エス・フーズ徳島 酒井貴弘社長)
「この後ろにも書いてるんですけど、ビジョンとしてはネギ農家の希望であれっていうところで。いま徳島を拠点としてますけど、今後は全国に生産拠点を拡大していきながら、一人でも多くの方々にやっぱりネギを届けるっていうことをまずやっていきたいなというふうに思ってますし、自社だけではなくて、携わった農家さんたち、農家の方々の皆さんもしっかり儲けられるような、そういった仕組みを作っていきながら経営していきたいなというふうに思ってます」
「青ネギ」の生産を通じて、農業の新たな未来を創造するアイ・エス・フーズ徳島。
大空に向かい真っすぐ伸びるネギのように、日本の農業発展のため突き進みます。
なお、アイ・エス・フーズ徳島の2024年の売上は年間2億7500万円、2025年4月からは大分県でも「青ネギ」の生産を始めるなど、今後は全国に生産地を増やし、5年後には年商30億を目指すということです。
最終更新日:2025年2月27日 21:21