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ことしの新酒の出来栄えは? 金沢市で「きき酒会」 酒造組合が“能登の酒造り”支援へ

2025年2月27日 11:49
ことしの新酒の出来栄えは?  金沢市で「きき酒会」 酒造組合が“能登の酒造り”支援へ
石川県内の酒造組合のトップを切って、金沢市で新酒の出来栄えを確かめるきき酒会が行われ、完成した酒が審査されました。

審査するのは、金沢国税局の鑑定官と金沢酒造組合に加盟する4つの蔵元の代表で、吟醸酒や純米酒など4種類37点の味や香りを銘柄を隠した状態で審査していきました。

新酒の出来は、酒米と冬の気温が影響しますが、夏の猛暑で例年よりコメが硬かったものの、年明けに気温の低い日が続いたことで発酵が順調に進んだということです。

金沢国税局・坂本 和俊 鑑定官室長:
「成熟が遅いタイプのお米に関して、お米がもろみで溶けにくいという性質があって、淡麗な傾向のお酒が多かったように思いますが、杜氏さんたちの技術力によっ て上手く調整していただいていいお酒に仕上がったのかなと思います」

能登の11酒蔵のうち9の酒蔵で、いまも地元での酒造りが再開できていませんが、金沢酒造組合では、能登の酒造りが途絶えることがないよう支援していきたいと話していました。

最終更新日:2025年2月27日 11:49
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