“でか山巡行”2年ぶりに復活へ 5月開催の七尾「青柏祭」 児童がデカ山の動かし方学ぶ
5月、七尾市で開かれる「青柏祭」では、2年ぶりにでか山が街なかを巡行します。21日は地元の子どもたちが、でか山の動かし方などを学びました。
能登路に初夏の訪れを告げる七尾の青柏祭。
祭りの主役は、市内を駆け巡る高さ12メートル重さ20トンの巨大な山車「でか山」です。
この日は地元の小学生たちが、その動かし方や歴史などを学ぶ教室が開かれました。
「てこ」と呼ばれる道具を車輪の下に突っ込み、巨大なでか山の方向修正に使います。
実際に触ってみると…
「せーの おりゃ!おりゃ!」
子どもたちは、力いっぱい元気な掛け声を響かせながら、使い方を学んでいました。
そして、質問コーナーでは…
児童:
「でか山のつくり手順、間違えたらどうするんですか?」
でか山保存会:
「でか山つくりの手順、たまに間違えます。でか山をつくる責任者がいるんです。その人が見てて全部指示して直します。設計図とか、そんなものない」
児童:
「ええ~!!」
参加した児童は:
「楽しかったです」
「でかいし、迫力すごいなって思いました」
「いろんなことが知れてうれしかったです」
去年の青柏祭は、地震の影響で神事のみとなりましたが、ことしはでか山の巡行が復活します。
鍜冶町でか山保存会総代・桶成 隆久さん:
「山をすることが七尾の復興の足がけになるというか、これを見ていただいて、元気を出していだければという思いもありまして、全力でことしの山を取り組んでいきたい」
ことしの青柏祭は5月3日から始まります。