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金魚ねぶたや駄菓子まで!外国人観光客にも人気の青森愛あふれる“へんてこ編みもの”を作る女性

2025年4月4日 20:25
金魚ねぶたや駄菓子まで!外国人観光客にも人気の青森愛あふれる“へんてこ編みもの”を作る女性

特集は青森愛がつまった編みものを作る女性です。
会社員であり母親である彼女が、ちょっと変わった「へんてこ編みもの」にかける思いを取材しました。

★橋本莉奈キャスター
「ありました!かわいい南部せんべいが小さいのと大きいのとあって本物にそっくりですね 金魚ねぷたもあります これらすべて編みものでできているんですよ」

青森市のTHREEにある日本百貨店で取り扱っているのは、「いとまき屋」が手作りした青森らしさを表現した編み小物。
本物にそっくりな南部せんべい、実はコースターなんです。
そしてこちらはねぶたの編み小物。
手のひらサイズの金魚ねぶたや手ぶりがねは外国人観光客にも大人気です。
各地で行われるクラフトイベントにも出品され、子どもから大人まで幅広い層の心を捉えています。
なかには数種類をまとめて買う人も。
この編みものを作っている女性のご自宅に伺いました。

★いとまき屋 外崎麻希さん
「よろしくお願いします きょう恥ずかしいので娘の書いた絵でご案内します」

青森市に住む外崎麻希さんはふだんは会社員として働き、子育てをしながら編みものを作っています。
たくさんある作品を見せてもらいました。

★いとまき屋 外崎麻希さん
「これあん玉わかりますか?復活しましたよねあん玉」
「こういうのだったら30分もあれば全然1個だったら編めてしまいますね」

外崎さんは時間の使い方も工夫しています。

★いとまき屋 外崎麻希さん
「カギ編みはもう針と糸、はさみがあれば簡単に編めるので」
「どこでも子どもの習い事の間とか、ちょっとでもできそうなところに持って行って」

外崎さんの「へんてこ編みもの」。
そのアイデアはどのように生まれるのでしょうか。

★いとまき屋 外崎麻希さん
「例えばこのおせんべいは夜眠ろうとしたときに頭の中で糸が混ざっていって、おせんべい編めるかもなみたいな」
「チリンチリンアイスとかは色糸を見た時に、アイスのカップの色に似てるとか思ったり」

こだわりは色使い。
外崎さんは手芸屋をまわり、色とりどりの毛糸や刺しゅう糸を集めています。

★いとまき屋 外崎麻希さん
「なるべくやっぱりそのものに似せたいので、色でものが分かるようにしたいなと思っています」

いまはねぶたの時期に向けて金魚ねぶたを製作している真っ最中です。
金魚ねぶたはひれなどをパーツごとに編み、胴体に縫い付けて最後に顔を付けます。
なんともいえない無機質な目がかわいらしく、こだわりポイントです。

★いとまき屋 外崎麻希さん
「ねぶたのときとかも編んだ金魚を小さい子たちがつけていたりすると、すごく私編んだんだよって言いたいけど、そっと見守っています」

編みものを始めたのはおよそ20年前。
外崎さんの母親が手芸をやっていたこともあり、趣味として楽しんでいました。

★いとまき屋 外崎麻希さん
「子どもが産まれて子どもの髪飾りとか編んでみようかなって編んでから、編み続けたらおもしろいものが編みたくなってきて」

そしてコロナ禍をきっかけに、青森らしいへんてこ編みものを作ってみようと思いつきました。

★いとまき屋 外崎麻希さん
「出店を少しずつしていくうちにいろんなお客さんがかわいいって手に取ってもらって、変わったものを好きな人もたくさんいるんだなって あと青森が好きな人もいっぱいいるんだなと思ってうれしいですね」

小学2年生の娘の日菜さんも手芸が大好きです。

★外崎日菜さん
「(Qお母さんの編んでいる姿どう?)真面目でいいと思います」
「(Q大きくなったらお母さんみたいなもの作りたい?)作ってお店屋さん建てたい」
★いとまき屋 外崎麻希さん
「いつか3世代のいとまき屋をできればいいですね」

まだまだ作りたい作品がたくさんあるという外崎さん。
青森愛がつまった編みものの今後の展開にも注目です。

最終更新日:2025年4月4日 20:25
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