県内は大気の状態が非常に不安定となり、下越では非常に激しい雨が降りました。
このあとも土砂災害に厳重な警戒が必要です。21日からの3連休も警報級の大雨となるおそれがあり、気象台が注意・警戒を呼びかけています。

雷が鳴り響く中、強まる雨。

（リポート）
「午前10時半の新発田市です。車は水しぶきをあげながら走っています」

前線や湿った空気の影響で20日未明から下越を中心に発達した雨雲がかかり続けました。

村上市三面では9月の観測史上最大となる1時間に70ミリを超える雨を観測。

〈まちの人〉
「今まで見たことがない大粒の雨がザーッと降った。稲刈りがまだ終わってない。だから田んぼが心配」

村上市には土砂災害警戒情報が出されていてます。一方、関川村に出されていてた避難指示は午後5時25分に解除されました。

JRの在来線は始発から運転を見合わせる区間も。

21日も特急いなほなど運休が決まっている列車があります。

県は20日午後、情報連絡室会議を開き、今後の対応を確認しました。
22日には台風14号の影響で風が強まり暴風警報を発表する可能性があるということです。

大気の非常に不安定な状態は22日にかけて続き、雷を伴い大雨となる所がある見込みです。

21日夕方までに降る雨の量は下越で120ミリ、佐渡で100ミリなどと予想されていて、さらに、22日にかけて多い所で120ミリの雨が降るおそれがあります。

気象台は下越では20日夜のはじめ頃にかけて土砂災害に厳重な警戒を呼びかけています。