「えぐみがない」有機野菜の収穫を消費者が体験「値段もお高めだけど安心して食べられる」
消費の拡大に繋げようと、有機農業が盛んな宮崎県綾町で生産者と消費者が交流しました。
交流は有機農業に取り組む松井農園で行われ、料理教室やフードバンクなどで食に携わっている消費者およそ30人が参加しました。
11日は松井道生代表が、有機農業を取り巻く環境や担い手の現状を話し、参加者は熱心に耳を傾けていました。その後、参加者は農場へ。有機農業で育てられているニンジン、白ネギ、レタスをひとつひとつ丁寧に収穫しました。
(採れたてのレタスを口にした参加者)
「えぐみがない。このままで十分食べられます。」
その美味しさに感動していました。
(参加者)
「普段あまり有機栽培に接することがないし、ちょっと値段もお高め。だけど、手間暇かけて作ってるのを見ると、次からやっぱり有機栽培の農産物を手に取って買えたら、安心して食べられます。」
(松井農園・松井道生代表)
「参加者の方々には、自然生態系を大事にした野菜作りをやっていること、有機農業で農薬を使わなくても、野菜がこんなに立派にできるんだということを実感してもらえれば。」
交流を企画した九州農政局では、今後も有機農業を知ってもらうためにこうしたイベントを行っていきたいとしています。