【特集】吃音の大学生が接客「注文に時間がかかるカフェ」初めての挑戦にこぼれる笑顔「新しい自分見えた」

県立大1年 那須友希乃さん
「山梨大学の…学園祭に行かせていただいた」
甲州市在住で県立大1年の那須友希乃さんです。
言葉につまったり言葉の一部を繰り返したりする吃音の症状と、幼少期から付き合ってきました。
県立大1年 那須友希乃さん
「吃音といううまくしゃべれないことを…笑われる、言われることがあって。それが今でも覚えていていやだった」
こうした中、同じ吃音に悩む若者らが接客する「注文に時間がかかるカフェ」の存在を知り、山梨での開催に動き出しました。
カフェ開催へ協力に乗り出したのは、山梨大大学院の川池順也准教授です。
山梨大大学院 川池順也 准教授
「大勢の中で一人で話すということはとてもプレッシャーがかかるが」
山梨大大学院 川池順也 准教授
「(吃音を)乗り越えていこうというチャレンジがあってこそすごく意義がある」
「このテーブルクロスを客席の3つのテーブルに敷きます」
会場には「注文に時間がかかるカフェ」の生みの親で、自身も吃音をもつ奥村安莉沙さんも駆け付けました。
注文に時間がかかるカフェ 発起人 奥村安莉沙さん
「私たちは普段、吃音を隠して生きている人が多いので、なかなか吃音で悩んでいることをみなさん知らないので」
注文に時間がかかるカフェ 発起人 奥村安莉沙さん
「きょうはありのままの話し方で接することで、吃音はこういうものなんだと理解してもらえたらうれしい」
接客の練習の様子はー。
県立大1年 那須友希乃さん
「吃音は話す言葉が…滑らかに出ない発音障害の…一つです」
これまで避けがちだった見知らぬ人との対面での接客に、那須さんは…
県立大1年 那須友希乃さん
「(Q.いまどんな気持ちですか?)緊張はしているけど、それでも…笑顔で接客したい」