生活保護世帯「食事が1日1回以下」は14%「毎日入浴」は22% 初の実態調査 山梨

山梨県が初めて行った生活保護世帯の実態調査で、1日の食事が1回以下と答えた世帯が14パーセントに上ったことが分かりました。
調査は県が所管する町村の生活保護世帯のうち、 69世帯を対象に行われました。
それによりますと、食事の回数が1日1回以下と回答した世帯は14パーセント、シャワーを含む入浴の回数が「毎日」と答えた世帯は22パーセントでした。
また、9割以上の世帯で定期的な貯金がなく、他者とのつながりが希薄な実態も浮かびました。
3年前の国の調査より生活苦を訴える世帯が増えていて、物価高が大きく影響しているとみられます。
結果を踏まえ、県は生活扶助費の改定を国に求めるほか、必要な対策を検討するとしています。