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自民党、参院選に片山氏と山崎氏を公認せず

2010年1月28日 16:56
自民党、参院選に片山氏と山崎氏を公認せず

 自民党・谷垣禎一総裁は28日、夏の参議院議員選挙に比例代表候補として公認を求めていた片山虎之助元総務相(74)と山崎拓前副総裁(73)について、公認しない方針を決めた。

 谷垣総裁は28日、尾辻秀久参院議員会長や谷川秀善参院幹事長に対し、片山氏と山崎氏について公認しない考えを伝えた。

 参院側はこれまで、片山氏は知名度があり、全国的な組織の支援が見込めることなどから「比例代表候補の70歳定年制」の例外として、公認するよう求めていた。しかし、中堅・若手議員には「党の再生をアピールするには定年制を厳守すべき」との意見が強く、参院側も公認しないことを了承した。

 一方、これに先立って、自らの派閥総会であいさつした山崎氏は「政界復帰する気持ちに変わりはない」と述べるとともに、政界引退との一部報道を否定した。しかし、執行部が公認しない方針を決めたことで、厳しい立場に追い込まれている。