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政治
2010年5月29日 1:32

普天間基地移設 政府方針を閣議決定

普天間基地移設 政府方針を閣議決定
(c)NNN

 沖縄・宜野湾市の普天間基地移設問題で、政府は28日、沖縄・名護市辺野古周辺に滑走路を建設する方針を明記した政府方針を閣議決定した。鳩山首相はこれに反発した社民党党首の福島消費者相を罷免した。

 鳩山首相は28日午後9時過ぎ、「確かに私が当初思い描いていた沖縄県民の負担や危険性の抜本的な軽減、あるいは除去に比較すれば、この閣議決定は最初の一歩、小さな半歩に過ぎないかもしれません。結果として、福島消費者相を罷免せざるを得ない事態に立ち至りました。こうした状況で、28日に閣議決定に至ったことは、誠に申し訳ない思いでいっぱいです。ここにいたるまで国民の皆様、沖縄県民の皆様、関係者の皆様方にご心配とご迷惑をおかけしたことは、私自身が一番よくわかっているつもりであります。あらためて今一度心からおわびを申し上げます」と述べた。

 また、鳩山首相は沖縄や社民党の合意よりも日米合意を優先した理由について、「日米の信頼関係の維持が最大の抑止力で東アジアの安全のために大きな役割だと考えた」と述べた。さらに「今後も全面的な解決に向けて命がけで取り組まないとならないと思っている」と述べ、引き続き自らが米軍基地問題の解決に取り組んでいく意欲を示した。

 一方、閣議での政府方針の署名を拒否して閣僚を罷免された社民党の福島党首は28日午後8時過ぎに記者会見し、鳩山首相の姿勢を厳しく批判した。

 福島党首「辺野古の海を埋め立てるのは自然への冒とくだ、と言いながら、辺野古から始まって辺野古に最終的に戻ったということは私は激しく失望しています。沖縄の人たちを犠牲に追い込む政治に加担できないとはっきり思った」

 福島党首は社民党が連立政権を離脱するかどうかについては、「30日に開かれる全国幹事長会議で議論する」と述べたが、社民党内には「鳩山首相にここまでされて連立を維持することは難しい」との声が広がっており、連立離脱に踏み切る公算が高くなっている。