日テレNEWS
政治
2010年11月5日 15:42

“漁船衝突映像”公開、原因究明を~菅首相

“漁船衝突映像”公開、原因究明を~菅首相
(c)NNN

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁の巡視船が撮影した衝突の瞬間とみられる映像がインターネット上で公開されたことを受け、5日朝の閣議の後、菅直人首相は閣僚に対してしっかりと調査して原因究明するように指示した。

 画像が投稿された際、「sengoku38」と自分の名前が使われた仙谷由人官房長官は「真偽を調査しないといけない」と、強い遺憾の意を示した。

 「捜査資料が一般的に出ていっているのは、これは大変な事態ということになろうかと思う」-仙谷長官は、中国側から外交ルートを通じて問い合わせがあったことを明らかにした。ただ、APEC(=アジア太平洋経済協力会議)にあわせての日中首脳会談については、「影響なく行われてほしい」と期待感を示した。

 また、5日朝の衆議院外務委員会で、自民党は「海上保安庁内の不満が映像流出の背景にあるのでは」と追及した。

 小野寺五典議員「なぜ自分たちが命を懸けて捕まえた船長が、簡単に釈放されてしまうのか。あるいは中国の傍若無人ぶり、これをビデオで世界に公表しないのか。私は、これがビデオの公開の背景にもしかしたらあったのではないか」

 前原誠司外相「仮に政府の情報が流出をしたということであれば、これは、私は事件として扱わなくてはいけない(と思っている)」

 また、自民党・石原伸晃幹事長はビデオの全面公開をあらためて求めた上で、「国交相か法相か担当閣僚の罷免に値する」と述べた。民主党内からも「菅政権の責任問題になる」との声も出ており、菅首相は難しい対応が迫られる。