隊員を誇りに思う…首相、防衛大卒業式出席
菅首相は20日午前、神奈川・横須賀市で行われた防衛大学校の卒業式に出席し、「(東日本大地震の被災地で)自衛隊は全組織を挙げて、過去にない規模で救援活動、支援活動を展開しています。危険を顧みず、死力を尽くして活動を続ける自衛隊諸君を誇りに思うとともに、彼らを支えるご家族に心から敬意を表したい」と訓示した。
今年の卒業生は409人で、このうち自衛官への任官を辞退したのは12人。卒業式が始まる前には、東日本大地震の犠牲者に対して全員で黙とうした。また、節電のため、一部の電気を消して式典が行われた他、恒例の帽子投げや観閲式などは取りやめとなった。
菅首相は当初、今年は欠席する意向だったが、被災地で活動している自衛隊の最高指揮官として、現場の士気を高めたいとして出席した。