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決断するときはする~民主党・小沢元代表

2011年5月31日 0:38
決断するときはする~民主党・小沢元代表

 菅内閣の不信任決議案をめぐる与野党、そして民主党内の駆け引きが激しくなっている。菅首相の退陣を求める民主党・小沢一郎元代表は30日、自らのグループの会合で挨拶し、「穏便に収まることを考えていかないといけない」と菅首相に自発的な退陣を求める考えを示した上で、「決断するときはする」と述べ、不信任案が採決されれば造反することも示唆した。

 また、小沢氏は鳩山由紀夫前首相と会談し、「不信任案は今週中に提出されるだろう。今、大事なのは、党よりも国民のことを考えることだ」との認識で一致した。

 こうした中、先週、3年ぶりに小沢氏と合同の誕生日会を開いた渡部恒三最高顧問は「小沢くんの子分たちが賛成して、80人賛成すると不信任案が通っちゃう」と述べた上で、小沢氏が造反を思いとどまるよう自ら説得する考えを明らかにした。

 自民党と公明党は6月2日にも不信任案を提出する構えだが、6月1日の党首討論や世論の動向を見極めながら最終決定する方針。