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菅首相、正式に退陣表明

2011年8月26日 17:53
菅首相、正式に退陣表明

 菅首相(民主党代表)は26日午後2時過ぎから開かれた党の両院議員総会で、正式に退陣する考えを表明した。

 菅首相は「重要案件(11年度第2次補正予算と特例公債法、再生可能エネルギー特別措置法)が全て成立したことを受け、本日をもって民主党代表を辞任する。ねじれ状態や党内に色々な意見があり、まとめきれなかった部分もあった。与えられた条件の中で、やれることはやれたと感じている」と述べた。

 また、挨拶の中で「新たな代表が選任された後、速やかに首相を辞職し、内閣の総辞職という段取りを取って参りたい」と述べた。その上で「新たな代表を選ぶ中で、民主党が国民から信頼され、自由闊達(かったつ)な党として、若手、ベテランが議論し、一つの方向性が出た時は、みんなで進めていく党風をぜひとも再構築してほしい」と述べた。さらに「放射能汚染の問題、復旧・復興の問題、原発に依存しないでもやっていける社会の実現を、一政治家、一市民として取り組んでいきたい」と話した。

 両院議員総会では、菅首相の次の代表を選ぶ選挙は、27日に告示、29日に投開票とすることが正式に決まった。