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政治
2011年10月29日 19:56

TPP、APECまでに取りまとめ~前原氏

TPP、APECまでに取りまとめ~前原氏
(c)NNN

 民主党・前原政調会長が29日、日本テレビの単独インタビューに応じ、TPP(=環太平洋経済連携協定)交渉に日本として参加するのかどうか、来月半ばのAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)首脳会議までに取りまとめる決意を示した。

 前原氏は「首相がAPECに行かれて、当然、首相はまだ考えているところです、決めてませんというのではいけないという思いはおありだと思うので、首相の意向に沿った形でまとめていく」と述べ、TPP交渉に参加するか否かを来月のAPEC首脳会議までに取りまとめる決意を初めて明言した。

 この週末、前原氏は自らのグループの議員と長野・軽井沢町で合宿を行った。これまで発信力を売りにしてきた前原氏だが、前原氏の周辺は「野田政権発足以降、政調会長として挙党態勢を作ろうと、党内の意見集約や政府との調整などに徹している」と語る。

 前原グループの小川淳也議員は「我慢しなきゃいけないところとか、辛抱しなきゃいけないところは増えているんじゃないかと思いますね。水面下で汗をかくという見えないところでの努力ですね」と話し、前原氏も「発信というよりはまとめ役。本来、自分に向いているのかなという気はしています」と述べている。

 しかし、ある民主党議員は「前原氏が言う『全員野球』は『意見は言わせてやるが、最後は言うことを聞け』という話だ」と不満を口にする。

 TPP問題をめぐる党内の意見集約は来週、ヤマ場を迎える。前原氏は「自分の思い通りになるならないにかかわらず議論し、最後は決めなくてはいけませんので、自分の思いを、有権者の思いも込めて話をする。そして、決定過程に反映できる。これが『全員野球』の神髄だと思います。私は(首相が国民に)何らかの形で説明はされると思います」と述べた。

 野田政権にとって最初の正念場となるTPP問題。党内の意見対立を乗り越え、真の「全員野球」を実現できるのか。前原氏の手腕が試される。