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政治
2012年5月17日 19:06

「一体改革」実質審議入りも状況厳しさ増す

「一体改革」実質審議入りも状況厳しさ増す
(c)NNN

 野田首相が「政治生命を懸ける」とする消費税増税法案など「社会保障と税の一体改革」関連法案が17日、実質審議に入った。しかし、ここに来て、解散・総選挙をめぐる与野党の議員心理も絡み、法案成立に向けて状況は厳しさを増している。政治部・佐藤圭一記者が解説する。

 野田首相は、民主党・小沢元代表との会談を調整するよう、同党・輿石幹事長に指示した。野田首相は反対論の小沢氏を直接説得したい考えで、17日の衆議院特別委員会でも法案成立への決意を強調した。

 しかし、ここに来て、解散・総選挙をめぐる与野党の議員心理も絡み、状況は厳しさを増している。法案成立には自民党の協力が不可欠となっており、「増税が必要」との考えが一致する谷垣氏が総裁である間に協力を得たい。しかし、そのためには谷垣氏が求める衆議院の早期解散を約束する必要がある。

 一方、民主党のナンバー2である輿石氏は、来年夏の同日選挙が望ましいという考えを示している。これは、いま採決すれば党は分裂し、また、選挙をすれば惨敗するとみているためで、小沢氏も同じ考え方だ。法案成立のためには、輿石氏や小沢氏と決裂しても仕方ないとの見方がある一方、野田首相にそこまでの政治決断はできないとの見方もある。

 野田首相の「本気度」が試される時期は近づいている。